マサチューセッツはケンブリッジの3ピースバンドKolyaのアルバム再発盤。リリースはニューヨークのレコードショップlimited to oneから。名義としてはsmallrevisionsとのこと。
スポークンワードな語り口から吐き出すようなボーカル、淡々と繰り返される中堰を切ったように激しくなるサウンド。ジリジリとひりつく部分と変拍子で展開していく部分がぶつかり合い絶妙に違和感を与える。その違和感を紐解くように聴き進めていくとそれが段々とキャッチーなものにも思えてくる。同時期のVan Pelt, Boy's Lifeの影響を受け共鳴しながらも少し地味な印象を与えつつ、その咄嗟の爆発力にポストハードコアの危うさも十二分に感じられる。
マスタリングにより何処か野暮ったさを感じるミックスはそのままに、高音部分が少々抑え目な感じに変わっているだろうか。
オブスキュアなままであること、時間が経ち正当な評価を受けること...どれがバンドにとって良い形なのかは分からないが、この音源が再発されることは素直に喜ばしいことだと思う。されど250枚プレス、普段の音源以上にお高めですがお見逃しなきよう。
1. Robots Dream in Black and White
2. Somnambulism
3. Resuscitation
4. Escape Artist
5. The Death of Ivan Ilych
6. Astronaut
7. La Machine Est Morte
8. Cymbals vs. Skateboards
9. Idaho
10. Horizons
https://kolyatheband.bandcamp.com/album/kolya-remastered